お遍路、巡礼用の白衣、おいづる
巡礼やお遍路などで、一般に白装束のメインとなるものが白衣(はくえ)です。古来「おいづる」とも呼ばれています。白衣には、着用するタイプと、
巡礼寺院をお参りして御朱印をいただくためのタイプがあります。
【着用の白衣】
着用の白衣は、お参りの際に身につけて行くものです。長袖と袖なしのタイプがあります。西国・秩父・坂東等の観音霊場では、そんなに姿は見かけませんが、
四国お遍路ではこの白衣を着て、輪袈裟を首から提げてというのが一番多いパターンです。
【朱印用の白衣】
朱印用白衣は、その上に納経所(のうきょうしょ)でご宝印を押印していただくためのタイプです。通常1箇寺200円(西国三十三所・四国八十八ヶ所は、2024年4月1日より300円に)でご宝印をいただくことが出来ます。
この朱印用白衣は、全て朱印が揃うとお参りしたものがなくなった場合に、お棺の中へ添えて入れられる事が多いです。