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もっと価格の安い表装はありませんか?

:表装のお値段は、職人の作業手間と材料費からなります。札所ご朱印軸やお御影の額、屏風等への お仕立ての場合、料金はとりわけ使用する材料によって大きく左右されます。花咲悠省堂では、使用する材料の 吟味に一番時間をかけています。耐久性、堅牢性等さまざまなことを考慮しての材料の選択をしています。 今の素材と同等かそれ以上の性能で安価な材料が出てくれば当然料金はそれに従って下げることになるのですが。 現状は、これより安い材料でのお仕立てはできないというのが正直なところです。




掛け軸に仕立て上げるのに、どうして2ヶ月もかかるのですか?

:掛け軸のお仕立ては、一般に本紙を正絹の反物で飾り付け、裏に通常3層〜4層にも、特殊な和紙を 貼り重ねて行きます。その行程一つ一つについて、弊店では、可能な限り自然乾燥を心がけています。掛 け軸は、湿度の変化のある中で自然に乾燥させていくことで、その仕上がり、保存性に少なからず影響が 出てくるからです。自然乾燥によるお仕立て、そして、仕上がってからの掛け馴らし(仕上がり具合のチ ェックの行程)にどうしても1ヶ月半から2ヶ月程度の期間が必要になるのです。




一度掛け軸に表装するとどれくらい持つのでしょうか?

:一般に、和紙と正絹を使用したお仕立てで、かつ伝統工法(麩糊を使って刷毛のみで仕立て上げ)の場合、 紀行にもよりますが70年〜100年の使用に耐えられます。ただし、年に一度程度の適度な風通しをして、 湿気を極力少なくさせておくことが大切です。




表装に使う反物の柄に仏教的な決まりはあるのですか?

:日本の仏教は、宗派別に沢山の本山があり、お寺さんご所蔵のものの中には、その本山のお寺の紋柄 を使用して表装を行うものもあります。札所巡礼のお軸の場合、宗派を超えたお大師さんへの信仰であっ たり、宗派を超えた観世音菩薩信仰です。このため、弊店では、広く一般の仏事に合う柄でなおかつ、観 音様のイメージまたはお大師さんのイメージに合う反物を使用しての表装を心がけています。




墨がこすれてしまっているのですが、とることは出来ますか?

:場所にもよります、絵の部分に接近している場合、その他の朱印の部分に接近している場合は、まず 墨落としの作業はしないほうが無難です。他の場所まで色が落ちてしまう恐れがあるからです。弊店では お預かりしたときに納経軸をチェックして、予めお仕立て作業に入るまでにお客様に御連絡させていただ き、御相談をさせていただいております。




箱書きについておしえてください?

:一般の掛け軸では、入れる桐箱の表や裏に作者本人や、その作者の鑑定人(親族の場合が多い)が、その 中身のものが本物であるという念書の意味で「箱書き」が施されます。札所ご朱印軸の場合は、通常札所のお寺 の中のどこかにお願いするのが一般的でしょう。弊店では、高野山奥の院納経所の箱書きをお薦めしています。




掛け軸のメンテナンス方法を教えてください?

:よく桐箱の中に沢山のショウノウを入れたまま長年しまっておくというお話を伺いますが、これはあまり いいことではありません。掛け軸は乾燥させることが一番大切です。適度にお床に掛けていただいて、風を通 してあげることをお薦めいたします。




掛け軸はどんなときにかざるのですか?

:お盆、お彼岸はもとより、お葬式のさい49日まで、100日の法要をはじめ書く年回忌に御利用いただけます。